真宗大谷派廣讃寺

法話コーナー

ぜひお聞きください

苦しみとは

人生うまくいっていると思っている時はほとんど考えないでしょう。イヤなことあれば何か考えるでしょう。悩むということは考えるということです。

たとえば、人間関係でイヤなことがあれば、あいつは何て奴なんだ、あの人は一体どんな人なんだ、私が悪いのだろうか、私はどんな立場なのかというように考えるでしょう。そこから深く悩めば、私って何?人生って何だろう。なんで生きてるの?といったように、マイナスな事があった時に人は考える。考えるというより、考えさせられる、といったほうが正確だろう。

今日は一日何もなくてよかった、と思うような日は何も考えなかった一日といえるのかもしれない。

苦しみなんてないほうがいいと思うのだけれども。苦しみからは逃れたいのだけれども。いろんな自分への苦しみが人生を深くする。

2018-02-23