真宗大谷派廣讃寺

法話コーナー

ぜひお聞きください

一日

朝、目覚め、「さて起きるか」から始まり、歯みがき、洗面、朝食を習慣どおりにこなし、午前中に行うことをして昼食をとり、昼への行動へと移る。いつの間にか夕方になり夜を迎える。夕飯を食べて、何かをしていると、いつの間にか寝る時間。また今日もこんな一日だった。そして寝る。

何もないということは良いことだ、平凡な毎日さえおくれることができれば幸せだ、とはとても思えない。いつの間にかこんなに月日がたっていたという感覚は、このままでいいのかという不安にかられる。今まで自分は何をしてきたのか。何のため生きてきて、これからなぜ生きていくのか、そんな根本的疑問がわいてきたときに仏は歩み寄ってきます。

2018-02-02