真宗大谷派廣讃寺

雑記

2020-03-27

新型肺炎

今年も四分の一が過ぎようとしています。

今年の初めころから中国で動物から人間に感染したとかいうニュースをそんなに気に留めることもなく聞き流していました。そこから、日本に豪華客船が入ってきたというところで、日本ともかかわりがあるのだなと思い、それからぼちぼちと感染者が発表されるようになり、近所の区や町でも感染したということも耳に入ってくるようになり、今、いよいよ、危機がせまってきています。

気が重いです。門徒さんとお話ししていても暗い話題ばかりです。

「自宅から出たらいかん」「家に閉じこもっとるしかない」「コロナにかかったら死んでしまう」

など、どこのお家でもだんだんと非常事態になってきています。

私が死ぬかもしれない、家族が死ぬかもしれないという不安を皆が共通に持っています。

そして不安で閉じこもるとなると孤独感を激しく感じます。

昔の人は何かがあると、すぐに仏壇の前でお参りをしたといいます。悲しいとき、うれしいとき、こわいとき、などなど。何かがあるとお参りをした。

今、私たちも不安、孤独の中で、お内仏の本尊は私たちを待っています。